成勝寺と杉山杉風(さんぷう)松尾芭蕉の経済的庇護者として知られる杉山杉風(さんぷう)は、正保4年(1647年)江戸日本橋小田原町に生まれ、「鯉屋」の屋号で幕府御用の魚問屋を営み豊かな経済力で芭蕉の生活を支えた。本邸は小田原町にあったが深川に多くの土地を所有していた。通称鯉屋市兵衛、藤左衛門、時に鯉屋杉風と称し、採荼庵、五雲亭、蓑翁などと号した。杉風は宝井其角、服部嵐雪とともに芭蕉門下の代表的俳人となり、對雲や南峯は「芭蕉と蕉門十哲図」に杉風を描いている。杉風は享保17年(1732年)6月13日に86歳で死去し、遺骨は築地本願寺内 成勝寺 の墓所に納められたが、寺院が関東大震災で被害を受けたため移転し、現在杉風の墓は成勝寺にある。 杉風と女優山口智子さんについて 栃木市の倭町に、創業100年を越える老舗旅館「ホテル鯉保(こいやす)」がある。当旅館を経営する山口家は杉山杉風の子孫にあたり、女優の山口智子さんは同家の長女。 (「ホテル鯉保」は、平成17年8月に営業を閉じています。) |